読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東京ちんこ倶楽部 〜哀しみのLast dance〜

生。社会。すべてが、ちんこ。

焦燥感

いつ、どんなときでも、自分には焦燥感というものがつきまとっているように思える。いつでもここではないどこかへ行こうとしているように感じるし、なにをやっていたとしても、ふとしたときにそこから逃げ出したくなる。たとえば読んでいる本や弾いているギターを投げだしたりしたくなる。

かといってどこか行きたい場所というものがあるわけではないし、やりたいことがあるわけでもない。

ぼくは電車に乗っていると安心する。なぜなら電車に乗っている間はぼくはどこかへ向かっているからだ。どこへ行き着くことになるのかは問題ではなく。同じように街を歩きつづけていると安心する。ただ、同じ街だけをずっと散歩したりするのは嫌だ。それはどこかへ向かっていることにならない。ぼくはどこへでも行きたい。新宿にとどまらないで上野あたりまで歩いていきたい。

歩き疲れたときだけぼくはなにもかもを忘れることができる。焦燥感が消える。でもそのとき、あらゆる喜びや希望も同時に失う。