東京ちんも日記

生。社会。すべてが、てんこ。

買いたい服が分からない

  服屋がセールをしていたので入った。

  秋のジャケットに合わせるパンツを買いたかったのだが、悩んだ末に、買わずに出てきた。

  適切な服を買うことは、ぼくにとっては、難しい。

  服を買うことは、キャンブルに似ている。なぜなら、買ったところで、それを着るかどうか、よくわからないからだ。手持ちの服に合わせてみたら案外いまいちかもしれない。すぐに飽きるかもしれない。流行りとの齟齬が気になって嫌になるかもしれない。

  なにより、自分自身がどういう風な服を、どういう風に着たいのかが、はっきりしていない。

  アメリカンに無骨にいきたいのか、フレンチシックな渋谷系でスカしたいのか、少しカチッときめたいのか。大人っぽくしたいのか。若者っぽさをアピールしたいのか。それに、高価なものを買いたいのか、安いもので済ましたいのかも、よく分からない。

  せめて、なんらかの指標があるといいのだが。学生時代は、若者っぽさから離れるわけにはいかなかったし、なにより、服に使える金も少なかったので、選択肢が限られていた。

  働いている今だって、お金はそうないが、少し背伸びして良いものを買うことくらいはできる。でも、それはいいとして、自分が、どういう風に装いたいのか、分からない。30歳を超え、大人でもないし、若者でもないし、好きなテイストもよく分からないし、どんな街でどんな風に遊ぶのかだって、遊ぶその日にならなければ、はっきりしない。それに、一緒に遊ぶ友達というのも、ない。

  ただ、金さえあれば、毎日、無茶苦茶に、好きなように格好を買えて、街を散歩してみたい。

  いや、そもそも、スーツ以外の服を着る機会なんて、週に2日しかないのであるが。。