東京ちんも日記

生。社会。すべてが、てんこ。

しんどいとしか言いようがない。

しんどいとしか言いようがない。仕事が、まったく終わらない。休日出勤が続いている上に、連日、残業時間が、5時間に迫っている。夕食など、まともに食べられるものではない。ふらふらと会社を出て、深夜の23時頃、疲れた胃に、牛丼屋で、食べ物を流し込むくらいしかできない。
ぼくは、牛丼屋の、まぶしい店内が、嫌いだ。体がひたすらに休みを求めていて、今すぐにでも眠りたいのに、まだまだ働けと、言われている気がする。あの真っ白い店内は、神経を逆撫でする。
体が、おかしくなってきた。これまでにも、左耳が聞こえなくなったりしたことがあった。最近は、お昼前が、とても辛い。まともにデスクに向かっていることができないほど、眠くなる。でも、夜の8時頃になると、少し、調子が戻るようになった。深夜までの労働に、体が順応してきたようだ。
とはいえ、ぼくなどはまだ序の口で、週に二回も泊まり込みで働いている社員も、少ないない。彼らは、そんなに長い時間働いていることが会社に知られるとよくないからと言って、タイムカードは、午前2時くらいで切っている。午前4時くらいになると、タイムカードの設定が翌日に切り替わってしまい、切ることができなくなるのだ。
この前、泊まり込みで働いていた部署が、翌日、周りの社員の出社までに「退社が間に合わず」、ちょっとした問題になった。全社員に電子メールで状況が共有され、部署の監督者への指導や、他部署への業務分担要請がなされた。しかし、状況は、一ヶ月たっても変わっていない。監督者は、仕事が多すぎて、帰宅時間のことなどかまっていられないし、他のチームは、相変わらず、のんびりとして20ごろには会社を出ている。上の方も、相変わらず問題の部署には仕事を振りやすいようで、躊躇なく、新しい仕事を投げている。誰も、本気で改善しようとは思っていないようだ。部署の社員達も、体が壊れない限りは、今の働き方を続けるだろう。どれだけ働こうが、そんなことは、業績が下がることに比べれば、大した問題ではないのだろう。
それに比べれば、ぼくは、休日出勤があっても、終電前には帰れているので、恵まれている方だ。
心配なのは、泊まり込みが常態しているメンバーが健康を損なうことと、会社を辞めることだ。ぼくの記憶では、問題の部署のメンバーは、配属されて一年かそこらで、半数以上が辞めている。それもそのはずだと思う。労働時間が他の部署の2倍近くはあるのに、給料が同じでは、とてもではないが報われない。特に、中途入社の社員は、決断が早い。前職と比べることができるので、すぐに待遇の悪さに気がつくようだ。また、不幸にも、入社直後にこの部署に配属された新人達も、一年が経ち、少し業務が落ち着いたタイミングで、退職を決めることが多い。中には、配属から数ヶ月で精神を病んで休職した女の子もいたし、ほぼ全員、胃がおかしくなったりする。過去には、ある朝、出社するなり突然、「この仕事は耐えられない」と、声をあげた人もいた。もちろんそれは、一瞬だけ、フラストレーションに耐えられなくなっただけで、そのあとは、周りの社員になだめられて、いつも通り仕事に取りかかった。でも彼女は、その3ヶ月後には、退職した。
会社内の一部の人間がこれほどまでの重労働に耐えているのに、かたちの上だけでは問題にしながら、なんの解決ももたらさない「上の人間」は、職務怠慢であると思う。高い給料をもらっているはずなのに、自分たちの仕事である「管理」を、放棄している。もうひとつ残酷だと思うことは、傍目から見ても明らかに顔色が悪く、時には言動もおかしくなっていて、ましてや労働時間の長さも周知の事実なのに、仕事の請負もできるはずなのに、彼らを放置して、さっさと帰っている他の部署の社員達である。もっとも、これはぼく自身についても言えることかもしれない。ぼくも体が壊れるのが近いようであるが、問題の彼らほど、ひどくはない。
ぼくは、なんのために、こんなに働いているのか、よく分からないし、おかしいと思っていたが、最近は、そもそも、仕事が、仕事以外の生活よりも断然重要であるので、仕事のためには、プライベートを見捨てるのが当然で、だからこそ、長時間労働に対して、争う必要がないのだと、考えるようになった。