東京ちんこ日記

生。社会。すべてが、ちんこ。

東京ちんこdream 7 旅行、女の裸、女の弟

旅行に来ていた。

とりたてて目立つものもない土地で草の葉を踏んで歩いていった。川だか用水路だかを横切った。その周りだけが白い石に覆われていた。暑くも寒くもなかったが、快くもなかった。

Kという女の子とホテルに泊まった。石で建てられた陰鬱なホテルだった。部屋の中に西洋風の足つきのバスタブがあり、ぼくらはそこで風呂につかった。部屋はひとつきりだった。薄暗い中に緑や赤の灯りが点々と控えめにまたたいていた。ぼくが目を動かすとそれらの灯りはぼくの目になまめかしく揺れ動いて見えた。

Kの義理の弟も来ていた。ぼくもKもKの弟もみな服を脱いでソファにくつろいだり湯船につかったりした。Kの肉付きのよい体が目に入った。それにしてもなぜ弟も一緒なのだと思った。ぼくは嫉妬に近い感情に駆られていた。部屋にいる男が本当にKの義理の弟なのか確かめるすべはなかった。