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東京ちんこ倶楽部 〜哀しみのLast dance〜

生。社会。すべてが、ちんこ。

東京ちんこdream 2

  夢を見た。
  港町へ遊びに来ていた。海岸からなだらかな坂がゆるやかに山の手まで続いていた。ぼくらはその坂の中頃にあるホテルに滞在し、海に行くのを楽しみにしていた。
  坂道に接したホテルの玄関を出ると珍しい斜行エレベーターがあり、それに乗ってみんなでビーチに出ようと計画をしていた。
  メンバーは会社の人達だった。ホテルに着いて数日がたったので、いよいよ海水浴をしようかというタイミングで、大嵐がきた。海岸線はみるみるうちに坂を侵食して行き、ついにはホテルの玄関までを水に浸した。そのうえ、まだ猛烈な雨風はやまず、ぼくにはただおぞましい風雨にさらされている銀鼠色の斜行エレベーターを呆然と眺めることしかできなかった。