東京ちんこ日記

生。社会。すべてが、ちんこ。

東京ちんこdream 12 原宿、煉瓦塀、古着屋

原宿駅を降りると石畳の坂道に煉瓦塀が続いていた。

坂道をのぼってゆくとたくさんの古着屋があった。1930年代から60年代のアメリカの古着を扱う古着屋が多く、ピンクや黄緑のカラフルなシャツやワンピースやスカートが店頭にたくさん並んでいた。

それらの古着屋はぼくがまだ学生のころ下北沢や原宿や高円寺でよく見かけたような純然たる古着屋だった。古着にまじって真新しい服やアクセサリーが売られているようなことはなかった。だだっ広い店内はまるで倉庫みたいだった。海の向こうの洗剤のにおいがした。空気は少しほこりっぽかった。

ぼくはいくつかの古着屋に入って懐かしい買い物を楽しんだ。そうして煉瓦塀が続く石畳の道を隣の駅まで歩いていった。